Volkswagen　golf　ゴルフ冷却水が減る　ウォーターポンプ交換

ご利用ありがとうございます。
今回はフォルクスワーゲン　ゴルフのウォーターポンプの様子です。
冷却水の減った警告灯が点灯し確認をしたところリザーブタンク内の冷却水が不足していました。多少は減ることもありますが減る量が多く今回は点検を勧めさせていただきました。
↓下回りを見ると薄赤い冷却水が下までつたって漏れたいました。
この状況は修理しないと冷却水不足により２次被害になりかねませんのでさらに調査を進めていきます。

↑エンジンルームを向って斜め右から見た写真です。
画像では見にくいのですが、ちょうど中央辺り冷却水の通るウォーターポンプより漏れていることが判明しました。

【ウォーターポンプとは】
↓参考資料の図にもあるように
冷却水にはいろいろな役割があります。エンジンにより温められた冷却水はオーバーヒートしないようラジエーターに巡り、冷やされたのちエンジンに戻し循環しています。
またこれらの適温に暖められた冷却水は室内のヒーターコアへ送られ、その熱を利用し暖房が出るシステムとなっています。この冷却水（LLC・クーラーント）の循環の動力となっているのがウォーターポンプです。
非常に重要な役割がありそこからの漏れでした。

↑ウォーターポンプを取り外したところです。
冷却水がもれ下にあるミッションケースにも冷却水がたまった様子が見えます。

↓まずはこちらのシールも折角ですので同時に交換させていただきます。
ただこの手のシールはただポンと変えればよいというものではなく、、きっちり面に対して真っすぐ入らないとシールとしての役割を果たしません。
丁寧に取付ていきます。

↑取り外したウォーターポンプ（以下：ウォーポン）を見ると中身が水気により錆が回っていました・・・穴のように見えるのは実際冷却水が出入りする通路で錆の部分の丸いプーリーがベルトにつながり、回転し水圧を発生させます。（船のｽｸﾘｭｰﾌﾟﾛﾍﾟﾗのように）

↓新しくベルトも準備し元の手順で組付けていきます。
行き（取外し）はよいよい、帰り（取付）はよいよいでした。
整備ではたまに行きは悪いが、帰りは良い。行きは良いが、帰りは悪い場合もあります

無事に組付け、しっかり暖気をしエアーを抜いていきます。
しっかり暖気した後、当社ではできるだけ試乗をするようにしております。その後その他に気になることがないかを確認し納車となりました。ありがとうございます。
ここ最近は暖房が効かない・・・冷却水が減る・・・水温が上がるというトラブルがあるようです。日頃お乗りになられて気になることがあればオートスペースエムまで是非ご連絡ください