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整備事例

弊社のメンテナンス事例

ポルシェ カイエン ブレーキパッド

ご利用ありがとうございます。
今回はポルシェカイエンのブレーキメンテナンスの様子です。
走行中にブレーキの警告灯が点灯したとのことでご連絡をいただきました。
調べた結果ブレーキパッドの消耗による交換を促す警告でした。
↓さらにお調べするとパッドはフロント・リアともに減っていて、ブレーキディスクローターも段が出来、研磨して使用はできない状態でしたので今回は合わせてブレーキローターも交換させていただきます。

図・ブレーキシステムをわかりやすくしたものを引用しています。
ポルシェのキャリパーは対向ピストンキャリパーですので黄色いキャリパーの断面図がちょうど今回のお客様の仕様になります。
左上の図は一般的な片側にピストンがあるタイプになりますが原理は同じで、ブレーキを踏むとピストンが動き、パッドを押し当て回転しているローターを挟み摩擦で制動します。

↑ブレーキパッドを外していきます。(ピンは抜いた状態です)
キャリパーをのぞき込むとキャリパーからブレーキパッドを貫通し通っているピンがあります。そのピンを取り外し、スプリングプレートを外すとブレーキパッド引き抜くことができます。 ブレーキパッドセンサーも写真のように配線が車両のほうから伸びてきていますね。

↓前後パッドの新しいものと古いものの比較です。
明らかに厚みが違うのはそうですが、矢印の部分がブレーキパッドになっています。
ブレーキパッドは使用していくと厚みが減り一定のところでセンサーの部位まで削れるようになっています。
そこでブレーキのパッド交換をドライバーに知らせるため警告灯を点灯させる仕組みです。
輸入車についていることは多いですが、前後ついていたり、前側のみついている車両などもあります。

↑フロントのブレーキパッド・ディスクローターの交換が完了しました。
ディスク面も新しくブレーキを踏むことがもったいないくらいきれいな状態です。
ブレーキキャリパーも清掃します。ブレーキはフロント側が大きく設計されています。
制動のほとんどはフロント側によるものです。
ブレーキを踏むと荷重が前側にかかりますのでパッドが減りやすいのもフロント側になります。

↓リアのブレーキパッド・ディスクローターの交換が完了しました。
今回はローターの段が大きく使用限度に近い状態でしたので前後の交換です。
(点検しローター研磨が出来そうな場合は研磨を推奨させていただいています)

ありがとうございました。
お車に乗られていてブレーキ回りのメンテナンスは極めて重要ですし、おろそかにすると一番不安に感じられる部位だと思います。
車両によってはパッドの警告が出ないお車もございますので車検はもちろん1年点検などの点検も重要です。またブレーキを踏むときに異音(キーキー音)などで気づく場合もありますので何か違和感を感じられましたらオートスペースエムへ是非ご連絡ください。

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