保険金のゆくえ・・・(自動車修理②)
前回のブログも良ければどうぞ
ご覧いただきありがとうございます。2023年ビッグモーターの保険金不正請求事件で保険での自動車修理に関して、皆様不安や、不快感を覚えられた方は多いと思います。
そもそも整備工場の知識不足やあやふやな判断、保険会社の対応により保険契約者や事故により被害に遭われた方の権利を侵害されるケースも珍しくはないと思います。
ここでは、そもそも権利とは、保険とは?など自動車修理(損害)についてできるだけわかりやすく説明ができればと思います。
まず一番に考えていただきたいことは保険請求金と修理は一旦別々に考えてください。
すべてとは言いませんが修理せずとも正しい保険請求であれば保険金は支払われます(これは保険契約者、もしくは被害者にです。修理業者に支払われるのではありません)。でも、 おそらく自動車整備工場は修理してもらいたいので勝手に修理するか、そもそも知識がなくなんの提案、相談もできないまま完了することがほとんどです・・・・それではなんで修理しなくても保険金が支払われるのかというと一言でいえば『権利』です。被害に遭われた場合とご自身の過失による車両保険の場合とでそれぞれの権利が発生します。
【権利】
・被害を受けた場合
ご自身のお車の被害を受けた場合、車は財産ですので財産権の侵害を受けたこととなります。
この財産権の侵害を受けた場合、加害者は被害者に対して与えた損害を損害金として計算し(見積など)、金銭で賠償するのが基本です(金銭賠償の原則・・憲法です)
ですので損害金を算出し、請求しなければ賠償はありません。
早い話、お金で(解決)支払わなくてはいけません。
・車両保険で修理する場合(ご自身の保険)
万が一自損などで自身の車に損害を追ってしまった場合は車両保険を活用することがあると思います。
車両保険は賠償などとは関係がないので保険会社との契約に基づいて保険請求することとなります。免責金額が設定されていれば差し引いて支払われますし、事故条件などに契約の内容がカバーできていなければ請求できません。
ですので被害事故の場合、もしくは車両保険の契約内容が問題ない場合、修理しなくても、または一部の修理だけでも保険金は請求できることになります。
このことを知らずにしている修理工場さん、保険契約者さんがほとんどだと思いますし、中には保険会社で働かれる方でも理解していないこともあります。 (旅行にいってもいいんだぁー)
【知らないとどんな懸念があるか】
知識と信頼のおける方に相談しないと保険金を勝手に使用されたり。一部だけ修理して全額修理費で取られたり、賠償金額を少なく見積もられたり、などなど。ビッグモーター事件の一部もこのような事です。でも業界内では残念ながらよく耳にします。
【保険金は誰のもの?】
お客様は保険の修理金額(保険金)はそもそも自分のものでないと思われていることが多く、いくらだったかあまり気にしません。
しかしお客様の権利を守る意味でもできるだけ多く保険金はお客様の元へ届けるお手伝いをしなくてはいけないと考えております。 修理のご要望は予算、内容をご相談の上、車検などと同じように発注ください。
まだまだ話したりない部分はありますが今日はこの辺で・・・・最後までありがとうございました。 またこのような皆さんの為になるような情報を発信できたらと思います。
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*記事は私の言葉でできるだけ嚙み砕いて表現したつもりですが解釈により別の意味にとらえられる表現があるかもしれません。 また繰り返しますが、対物超過特約などを使用の際はこれに限らないこともございます。
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